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〒110-8645 東京都台東区東上野2丁目23番16号

外科

外科主任部長より 医師紹介 主な対応疾患と治療
上部消化管(食道・胃) 肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓 下部消化管(大腸・肛門) 鼠径ヘルニア

外科について

当科は、一般・消化器外科として、悪性を中心とした各種の消化器疾患、乳腺、血管疾患、ヘルニア、痔疾患などの治療を行っています。 とくに消化器は「食道・胃・十二指腸」、「肝・胆・膵」、「小腸・結腸・直腸」の各臓器の専門家を中心にチーム医療に取り組んでいます。

外科主任部長より

氏名 愛甲 聡 - あいこう さとし-
職位

院長

外科主任部長

専門領域 消化器外科
(食道・胃・大腸)
一般外科
認定資格等 医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本食道学会暫定食道外科専門医・食道科認定医
日本食道学会食道科認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本臨床外科学会評議員

1986年慶應義塾大学医学部卒,慶應義塾大学病院,さいたま市立病院、ルイジアナ州立大学メディカルセンター、防衛医科大学校外科専任講師兼上部消化管外科科長を経て2010年より当院外科勤務。

永寿総合病院外科では、患者さんの手術に対する抵抗感を少しでも和らげ、術後の疼痛の低減や短期間での回復を目指して、腹腔鏡手術などの低侵襲治療を推進しております。開腹手術の既往や、癌の進行度によっては従来どおりの開腹手術を行なわざるを得ない場合もありますが、図1、2に示しますように比較的頻度の高い胃癌では60%以上、大腸癌では80%以上の患者さんに腹腔鏡手術を行っています。

2013年からは大腸癌の腹腔鏡手術に、術後早期回復プログラムを組み合わせることにより、術後5日目の退院も可能となり、多忙な方のニーズにも十分答えられるようになっています。さらに、当科の特徴としては肝切除などのより高度な手術にもいち早く腹腔鏡手術を導入し、肝臓癌や転移性肝腫瘍に対する肝部分切除では全例に腹腔鏡手術を行っております。さらに、虫垂炎、ソケイヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、アカラシア、食道裂孔ヘルニア、直腸脱、イレウスといった良性疾患にも積極的に腹腔鏡手術を導入しております。

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もうひとつわれわれが推進している医療について述べておきます。

外科に入院される方の中には多数の癌患者さんが含まれます。癌の患者さんは発見された時の病状・病期が様々ですので、残念ながら全員がすぐに手術を受けてもう安心という訳にはいきません。病状や併存疾患によって手術ができない場合や、手術で完全に取りきれないこともあります。また、手術した結果、病理診断で再発の危険性の高い方、経過観察中に再発した方もいらっしゃるので、抗癌剤治療(化学療法)を受ける患者さんは半数近くに及び、手術と化学療法は癌治療の車の両輪と言ってもいいかもしれません。さらに、懸命な治療を続けたにもかかわらず癌が進行し、痛みを取り除いてできるだけ平穏な生活を送ってもらうための緩和治療に移行していく場合もあります。当院は化学療法や緩和ケアといった専門的知識を有する人員の配置とそれを提供する診療体制が整備されていることが評価され、都内で4つの病院が指定を受ける「東京都がん地域連携モデル病院」に選ばれました。つまり化学療法に精通した医師や薬剤師・看護師による外来化学療法室の整備と、緩和ケアの専門医が運用する緩和ケア病棟が、地域の癌患者さんの診療を行う上で理想に近いと判断されたものと思われます。

われわれは地域の基幹病院としての役割を十分に認識し、癌患者さんが直面する様々な病状に対して、最善の治療法を提供することが責務であると考えています。また、病院全体でも癌治療を推進しており、昨年は外来化学療法室が拡張され、毎日たくさんの患者さんを受け入れています。

ここまで永寿総合病院外科の2つの特色、大学病院などに匹敵する最新の外科治療と理想的な癌治療の体制について述べさせていただきました。われわれは地域の皆様が安心して医療を受けられるように、これらの特長をさらに発展させていきたいと思っております。

医師紹介

氏名 大島 剛 -おおしま ごう-
職位 部長
地域医療連携センター副センター長
専門領域 消化器外科(肝胆膵)
一般外科
認定資格等 医学博士
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
慶應義塾大学外科学(一般消化器)非常勤医師
氏名 安藤 知史 -あんどう ともふみ-
職位 医員
専門領域 消化器外科(胃・大腸)
一般外科
認定資格等 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
氏名 天田 塩 -あまだ えん-
職位 医員
専門領域 消化器外科(食道・胃・大腸)
一般外科
認定資格等 医学博士
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
氏名 池田 惇平 -いけだ じゅんぺい-
職位 専攻医
氏名 関 大仁 -せき ひろひと-
職位 非常勤
埼玉メディカルセンター乳腺外科医長
専門領域 乳腺外科
認定資格等 医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本乳癌学会指導医・専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
マンモグラフィ読影認定医
日本抗加齢医学会専門医
氏名 前田 日菜子 -まえだ ひなこ-
職位 非常勤
北里大学北里研究所病院ブレストセンター
専門領域 乳腺外科
認定資格等 日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
マンモグラフィー認定医
乳房超音波認定医
氏名 内田 寛 -うちだ ひろし-
職位 非常勤
専門領域 消化器外科(大腸・肛門)
一般外科
認定資格等 日本外科学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
大腸肛門病専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
消化器がん外科治療認定医
氏名 小山 恭正 -こやま やすまさ-
職位 非常勤医
永寿総合健診・予防医療センター長
専門領域 一般外科
認定資格等 日本外科学会専門医
氏名 五十嵐 直喜 -いがらし なおき-
職位 非常勤
専門領域 一般外科
認定資格等 日本外科学会指導医・専門医
日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本消化器管学会専門医
氏名 尾原 秀明 -おばら ひであき-
職位

非常勤
慶應義塾大学医学部外科 准教授

慶應義塾大学病院外科(一般・消化器)診療科部長

慶應義塾大学病院臓器移植センター センター長

専門領域 血管外科
認定資格等 日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本移植学会移植認定医
日本心臓血管外科学会指導医・専門医
日本血管外科学会認定血管内治療医
日本脈管学会認定脈管専門医
腹部ステントグラフト指導医
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医

主な対応疾患と治療

上部消化管(食道・胃)

►胃癌


当科で行っている取り組み
 1.抗癌剤を的確に用いて根治を目指します

当院を受診した時に根治手術が困難な病状であっても、オプジーボを含む多くの候補の中から最適な抗癌剤を選んで根治を目指した治療を行います 1)。経過中に最適なタイミングで手術を組み込むこともあります。

1) 愛甲 聡, 吉住 豊, 杉浦芳章, 他.TS-1単独と他剤併用療法の継続により5年生存を得た腹膜播種陽性胃癌の1例. 癌と化学療法 2006;33:239-246.

 2.腹腔鏡手術を第一選択にしています

従来の開腹手術と同等の手術を、腹腔鏡を用いて小さな傷で行っています。癌が過度に大きい場合や、他の臓器も巻き込んでいるような場合を除いて、安全で確実な手術が可能です。切除不能の癌で食べ物が通らなくなってしまった場合でも、化学療法の前に腹腔鏡を使った負担の少ない手術(バイパス手術)を行うことにより、まずは食べられるようにすることができます。

 3.できるだけ胃を残す手術を選びます

胃癌の手術では、癌のステージに関係なく胃を2/3程度、または全部摘出する手術が一般的です。当科では、早期癌であれば癌のできた部位によって、幽門と呼ばれる胃の出口を温存した胃切除や、胃の上部である噴門側の胃切除といった、本来の胃の機能や容積をできるだけ温存する手術を積極的に行っています。 胃を温存することができるステージの癌で胃を温存した場合、大きく胃を取る手術よりも術後の生活の質が向上することがわかっています。
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►消化管間質腫瘍(GIST)


胃癌は胃の粘膜にできますが、胃の粘膜の下の組織にできる腫瘍を、「胃粘膜下腫瘍」と呼びます。胃粘膜下腫瘍には、良性から悪性まで様々な種類の腫瘍が含まれます。 消化管間質腫瘍(GIST:Gastrointestinal stromal tumor)もその一つで、再発の危険が極めて低いタイプから、高率に他臓器転移を来すタイプまで性質は多様ですが、手術による摘出が第一選択です。胃癌とは異なりリンパ節には転移しにくいために、リンパ節の切除のために胃の2/3を切ったり全摘したりする必要はなく、腫瘍の周りだけをくり抜く局所切除が行われます。

当科で行っている取り組み

 1.腹腔鏡手術を第一選択にしています

GISTに対しては、腫瘍が過度に大きい場合や他の臓器も巻き込んいる場合を除いて、腹腔鏡を用いた切除術を行います。また、胃の切除範囲をできるだけ小さくし、手術中に腫瘍細胞を散布しないように、口から挿入する内視鏡と腹腔鏡手術を組み合わせたLECS(レックス)やCLEAN-NET(クリーンネット)といった最先端の手術を行っています。

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 2.根治を目指して手術と化学療法を組み合わせた治療をしています

当院を受診した時に、すでに進行していて根治切除不能の場合でも、手術の前や後に化学療法 (イマチニブ)を受けていただくことで、根治が可能になる場合があります。


►食道癌


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当科で行っている取り組み

 1.根治をめざした術前化学療法

食道癌はリンパの流れに沿ってリンパ節に転移をしやすく2)、難治性の癌の一つに数えられます。従って、転移の可能性の低い早期癌を除き、手術の前に化学療法(抗癌剤治療)や化学放射線療法を行って、広範囲に広がっている可能性のある癌細胞を死滅させてから手術をするのが一般的で3)、そうすることで再発の確率が抑えられることが証明されています。下の図に示すように、ステージ2以上ではまず化学療法を行い、これに約2ヶ月を要します。手術と合わせると約3ヶ月の長期戦になりますが、抗癌剤の進歩により年々治療成績が改善されていますので、是非このコースで治療を受けて下さい。当院を受診された時点では根治切除ができないステージIVの進行癌でも、化学療法や化学放射線療法、手術を組み合わせることで、根治を目指したあきらめない治療を行っています。

2) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Takamitsu Ishizuka, et. al. Reduction rate of lymph node metastasis as a significant prognostic factor in esophageal cancer patients treated with neoadjuvant chemoradiation therapy. Dis Esophagus 2007;20(2):94-101.

3) 愛甲聡, 吉住豊, 杉浦芳章, 松山智一, 石塚隆充, 津和野伸一,前原正明. 進行食道癌術前化学放射線療法後の手術適応に関する臨床的検討. 日消外会誌 2004;37:99-106.
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 2.早期経腸栄養

食道癌手術は、消化器癌の中では患者さんへの負担が大きい手術になりますので、手術後の合併症を防ぎ、早く回復してもらうために様々な工夫をしてきました。点滴の栄養よりも腸に直接栄養を入れる、しかも手術の後すぐに開始する経腸栄養の方が体力の消耗が少なく4,5,6)、オメガ3系脂肪酸7,8,9)や、抗酸化劑10)が入ることにより術後の臓器障害や炎症反応の上昇が抑られることを報告してきました。手術後の栄養状態を良好に保つことは、合併症の予防という短期成績だけでなく、再発せずに長く生きられるという長期成績にも関与していることも明らかになってきました11)

4) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Yoshiaki Sugiura, et. al. Beneficial effects of immediate enteral nutrition after esophageal cancer surgery. Surg Today 2001;31:971-978.

5) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Tomokazu Matuyama, et. al. Influences of thoracic duct blockage on early enteral nutrition for patients who underwent esophageal cancer surgery. Jpn J Thoracic Cardiovasc Surg 2003;51(7):263-271.

6) 愛甲聡, 吉住豊, 松山智一, 他. 食道癌術後早期経腸栄養における投与量増加の影響について. 日消外会誌 2004;37:1363-1371.

7) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Shinichi Tsuwano, et. al. The Effects of Immediate Enteral Feeding with a Formula Containing High Levels of ω-3 Fatty Acids in Patients After Surgery for Esophageal Cancer. J Parenter Enteral Nutr 2005;29(3):141-147.

8) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Takamitsu Ishizuka, et. al. Enteral immuno-enhance diets with arginine are safe and beneficial for patients early after esophageal cancer surgery. Dis Esophagus 2008;21(7):.619 -627.

9) 愛甲 聡. 術後急性期における経腸栄養による生体反応の制御効果[ω-3系脂肪酸]. 小児外科 2008;40:896-902.

10) Aiko S, Kumano I, Yamanaka N, et. al. Effects of an immuno-enhanced diet containing antioxidants in esophageal cancer surger following neoadjuvant therapy. Dis Esophagus. 2012;25:137-45.

11) Satoshi Aiko. Perioperative Nutritional Management of Esophageal Cancer Surgery. Esophageal Squamous Cell Carcinoma /Springer 2020; 213-232

 3.胸腔内吻合

食道癌の手術では、残った食道と、食道の代わりに持ち上げた胃をつなぎますが、このつなぎ目が漏れやすい(縫合不全を起こしやすい)ことが大きな課題です。また切除により、本来備わっている胃から食道への逆流防止機構が失われますので、術後に食物や消化液の逆流に悩まされることもこの手術の問題点です。我々は、こうした食道癌手術の特異的な合併症や後遺症を減らすために工夫を重ね、縫合不全の確率が極めて低く、逆流を起こしにくい方法で再建しています12-15)。最近では、腹腔だけでなく胸腔の操作にも内視鏡を用いることで、傷の小さい低侵襲の手術も取り入れています。

12) 愛甲聡, 吉住豊, 杉浦芳章, 小池啓司, 田中勧. 食道癌手術における胸腔内胃管再建法の適応についての検討.    日臨外会誌 1999;60:.2295-2299.

13) 愛甲聡, 吉住豊, 杉浦芳章, 小池啓司, 松山智一, 前原正明. 食道癌胸腔内胃管再建法における逆流防止のための工夫とその評価. 手術 2000;54:1891-1896.

14) Satoshi Aiko, Yutaka Yoshizumi, Hitoshi Ogawa, Takamitu Ishiduka, Takuya Horio, Norishige Kanai, Takefumi Nakayama. Surgical attempts to avoid anastomotic leaks and reduce reflux esophagitis following esophagectomy for cancer. Esophagus 2008;5(3):141 -148.

15) 愛甲 聡,熊野 勲,辻本宏紀,他. 特集 消化管再建法ー合併症ゼロへの工夫ーI. 食道切除再建法 2. 高位胸腔内食道胃管吻合(開胸). 手術 2010;64:1363-1370.

 4.低侵襲手術

胸や腹部を大きく開ける手術と同じ手術を胸腔鏡・腹腔鏡を用いた小さな傷で行っています。癌が大きい場合や、他の臓器も巻き込んでいる場合は適切な大きさの創から安全に切除を行います。

 5.術前シミュレーション  

当院では画像解析ソフト(ZioStation)を用いて、術前にCT画像上で臓器血管解剖を詳細にシミュレーションすることで、より安全で確実な手術を実践することを心掛けています。重要な血管の走行を把握しておくことで、残すべき血管を確実に温存したり、損傷を回避したりすること出血量を減らすことができます。

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►その他の食道疾患


食道粘膜下腫瘍

この疾患群では食道平滑筋腫という良性腫瘍が70%を占め、胃と同様GISTも発生し、これが25%を占めています。これらはリンパ節転移を来さないので、食道をできる限り温存し、胸腔鏡下の腫瘍核出術が標準治療となります。

食道裂孔ヘルニア

胃の内視鏡検査で、ヘルニアがあると言われた方は多いと思います。この場合のヘルニアは正確には食道裂孔ヘルニアと呼ばれます。胃液が食道に逆流しやすくなるので、食道炎の原因になります。まずは胃酸を抑える薬で治療し、よく効きますので大部分の方に手術は必要ありません。しかし、中には難治性となって食道に潰瘍ができたり、瘢痕のために狭窄する場合もあり、これに対しては腹腔鏡下で逆流を防止するための処置を施す手術が必要です。また、横隔膜にある食道裂孔が開大して、そこに胃がひっくり返ってはまり込んでしまう、Upside down stomachという病態を呈することがあります。食物の通過障害や胃の血流障害の原因となりますので、こうしたケースも腹腔鏡による修復術のよい適応となります。

食道アカラシア

食道アカラシアは、下部食道括約筋の弛緩不全と食道体部の蠕動運動の障害を認める原因不明の食道運動機能障害と定義される疾患で、頻度は約10万人に1人の稀な疾患です。多くは摂食時のつかえ感を訴えて受診されます。この疾患も腹腔鏡手術の適応であり、当科における手術成績も安定しています。




肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓(かんぞう・たんのう・すいぞう・ひぞう)

当科では、肝(肝細胞癌、転移性肝腫瘍)、胆(胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌、胆石症、総胆管結石、胆嚢ポリープ)、膵(膵癌、膵嚢胞性腫瘍(IPMN, MCN, SPN, SCN))、脾(脾腫、脾腫瘍、血液疾患)など幅広く悪性・良性疾患を対象として診療致します。とくに、肝胆膵領域では悪性度の高さや手術治療の複雑性などから高い診断・治療技術が必要です。当科では、消化器外科専門医および内視鏡外科学会技術認定医により、安全で質の高い治療をご提供できる準備を整えています。①体に負担の少ない治療 ②あきらめない治療 ③術前から術後までの全人的なサポート体制 をモットーとして取り組んでいます。

►腹腔鏡手術


 1.腹腔鏡下肝切除

当院は腹腔鏡下肝切除の認定施設となっています。腹腔鏡で安全に切除可能と判断される症例には積極的になるべく小さい傷で手術ができるように最善の努力を尽くします。ただし症例によっては従来通りの開腹手術をおすすめする場合があります。経験のある腹腔鏡チームによって、より質の高い低侵襲手術治療が実施できるよう努めています。

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2.腹腔鏡下膵切除

とくにIPMN(膵管内乳頭状粘液性腫瘍)などの良性、境界悪性腫瘍に対しては積極的に腹腔鏡手術を行っています。

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3.腹腔鏡下脾摘出(切除)術

  症例によっては脾臓の全てを切除せずに、腹腔鏡下脾部分切除を行うことができます。小さ

  い傷で免疫に重要な役割があることがわかっている脾臓の一部を温存することができます。

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►転移性肝腫瘍(肝転移)


最近は大腸癌だけでなく胃癌や膵癌など、さまざまな原発腫瘍由来の肝転移に対する手術治療の有効性が報告されています。特に、大腸癌の肝転移は、たとえ多発していても手術治療によって良好な予後が得られる場合があることがわかっています。慎重な手術適応の判断が重要となることは当然ですが、当施設ではそれぞれの患者様の状態に合わせたあきらめない治療をモットーに診療に努めています。肝転移に対する治療についてご相談があればいつでも当科までご連絡下さい。

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►緩和ケアチームとの連携


当施設では平成12年(2000年)より、緩和ケア科病棟を併設しております。癌に対する積極的な治療が困難になった癌患者様にも、緩和ケアチームと連携をして一貫した治療が継続できる体制が整っています。

下部消化管(大腸・肛門)

►大腸癌


 当科で行っている取り組み

 1.積極的な腹腔鏡手術の施行

癌の根治性および安全性を担保しながら、侵襲性の低い腹腔鏡手術を積極的に行っております(図1)。腹腔鏡手術は、開腹手術に比べて創が小さく、術後の回復が早いのが特徴です(図2)。

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2.3D-CTを用いた術前プランニング

        CT画像を立体的に再構築し、術前に正確な手術プランを立てております(図3)。

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 3.術後回復力強化プログラム(ERAS : Enhanced recover after surgery)

様々な観点から術後の早期回復を促すERASプログラムを取り入れております(図4)。16) 今のところ80歳以上の方と、直腸癌の手術については適応外としておりますが、それ以外の大腸癌手術では術後5日目の退院が可能となり、忙しい現役世代のニーズに応えられるプログラムになっております。

 16) 愛甲 聡,小山恭正,前田真悟,他. 大腸癌腹腔鏡手術例におけるERASプロトコールの導入効果とその問        題点. ライフ・エクステンション研究所紀要 2013;25:24-29 

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►痔核


 当科で行っている取り組み

痔核に対する保存的治療(軟膏塗布)で改善が乏しい場合には、手術療法を勧めております。みなさまのニーズや病状などを考慮し、結紮切除術や硬化療法(ジオン注を用いたALTA療法)を組み合わせて最適な手術法を選択いたします。ジオン注による痔核硬化療法は認定を受けた医師のみが施行できますが、当科では2人の医師が認定を受けております。

鼠径ヘルニア

►鼠径ヘルニアの病態


鼠径ヘルニアとは、図1のように、腹部臓器を覆う腹膜という構造物が弱くなってしまう状態のことです。原因としては、加齢による腹膜の脆弱化、立位での仕事など腹圧がかかることが多い、過度の便秘などが考えられています。

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►鼠径ヘルニアに対する治療


鼠径ヘルニアに対する根本的治療は手術療法です。図2のようにメッシュと呼ばれる人工物を腹膜に貼り付けることで腹膜を補強します。

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►当院で行っている手術療法


鼠径ヘルニアに対する手術療法は様々なものがありますが、当院では最も一般的に行われている2つの方法を用いています。簡単に言えば、図3の様に、腹膜を内側から補強する腹腔鏡手術と外側から補強する前方アプローチ手術の2通りで、どちらもメッシュを用いて補強します。患者様の状態やニーズに合わせて最適な治療法を行っております。入院での治療を基本としており、3泊4日が平均的な入院日数です。それぞれの手術法の特徴は表1の通りです。詳しくは診察時にお話しします。

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診療受付

⽉〜⼟ 午前8:30 〜11:00
※小児科11:30まで
※脳神経外科、皮膚科は日により異なります。
※午後は、原則【予約制】の診療となっております。
 紹介状持参の患者様及びかかりつけの患者様は事前にお問い合わせください。

交通・アクセスマップ

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