病院長挨拶

永寿総合病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私は、2010年に当院に赴任し、消化器外科医としてたくさんの患者さんの治療に携わってまいりました。悪性疾患の手術後の経過観察期間が終了し、「これで完治したと思いますので、外科は卒業ですね。」と告げたときの、患者さんの嬉しそうなお顔は何よりの糧となりました。2020年10月に院長を拝命しましたが、これからも臨床の現場に携わりながら、身近にあって親しみやすく、そして高度な医療を受けられる理想的な病院に育てるよう尽力したいと思います。

当院は、上野、稲荷町、御徒町、新御徒町の各駅から徒歩数分に位置する台東区の中核病院です。1956年2月に元浅草稲荷町で160床の病院としてスタートし、2002年2月に上野駅により近い現在の場所に移転、400床の総合病院に生まれ変わりました。2012年4月には公益財団法人の認可を受け、高い公益性と地域に貢献する医療活動を使命に加えました。台東区のホームページには、区が当院に求める医療機能が以下のように述べられており、私どもはこうした機能の維持・向上を責務と考えております。

・区民が身近な地域で安心して子供を産み育てることができるようにするための産科と小児科の一体運営
・24時間対応の救急医療
・終末期の患者さんに対し、心安らぐ医療を提供する緩和ケア 
・卒中等の後遺症に早期対応するリハビリテーション
・大震災時などに重症患者の命を救う災害時医療の拠点
・重症患者に手厚い医療を提供する集中治療室
・認知症高齢者の支援
・在宅療養後方支援病院として在宅医療の推進

また、2019年9月に地域医療支援病院の認定を受け、急性期病院として地域医療の中心的な役割を果たすべく、地域全体の医療環境の向上を目指して、地域の診療所や福祉施設との連携をより強化してまいりました。

当院に加え、療養医療・回復期リハビリ機能を中⼼とした柳橋分院(80床)、健診の専門施設である永寿総合健診・予防医療センターが一体となり、医療の様々なニーズに応えられる環境を整えて、皆さまをお迎えしております。

私どもは、地域医療の要として、常に頼りにされる病院となることを目標にし、患者さまやそのご家族の皆さまに満足していただける医療の提供と、そのための最新・最善の医療知識と技術の習得を職務としております。そして医療機関として最も大切な指針は、人を助け、人のためになることが自分の仕事であるという意識を持つこと、全職員がこれを共有することであると考えております。しかしながら、まだまだ未熟所以に至らぬ点が多々あることと存じます。皆様からいただく要望・注意・叱責は私どもにとって宝物ですので、地域で病院を育てるお積もりで当院の成長発展にご協力いただくようお願いいたします。

病院長  愛甲 聡

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