下部消化管(大腸・肛門)

大腸癌

外科で行っている取り組み

積極的な腹腔鏡手術の施行

癌の根治性および安全性を担保しながら、侵襲性の低い腹腔鏡手術を積極的に行っております(図1)。
腹腔鏡手術は、開腹手術に比べて創が小さく、術後の回復が早いのが特徴です(図2)。

腹腔鏡手術の施行

3D-CTを用いた術前プランニング

CT画像を立体的に再構築し、術前に正確な手術プランを立てております(図3)。

3D-CTを用いた術前プランニング

術後回復力強化プログラム(ERAS : Enhanced recover after surgery)

様々な観点から術後の早期回復を促すERASプログラムを取り入れております(図4)。16) 今のところ80歳以上の方と、直腸癌の手術については適応外としておりますが、それ以外の大腸癌手術では術後5日目の退院が可能となり、忙しい現役世代のニーズに応えられるプログラムになっております。

16) 愛甲 聡,小山恭正,前田真悟,他.大腸癌腹腔鏡手術例におけるERASプロトコールの導入効果とその問題点. ライフ・エクステンション研究所紀要 2013;25:24-29

術後回復力強化プログラム

痔核

外科で行っている取り組み

痔核に対する保存的治療(軟膏塗布)で改善が乏しい場合には、手術療法を勧めております。みなさまのニーズや病状などを考慮し、結紮切除術や硬化療法(ジオン注を用いたALTA療法)を組み合わせて最適な手術法を選択いたします。ジオン注による痔核硬化療法は認定を受けた医師のみが施行できますが、当科では2人の医師が認定を受けております。

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