令和3年度 診療情報管理統計

2020年度の新型コロナウィルスの院内感染による診療停止から復旧後、救急患者さんの割合が比較的多い循環器内科、脳卒中科、脳神経外科においては早期から患者さんの数が増え始め、同年度の退院患者数の落ち込みは軽度であった。その分2021年度の退院患者数の前年比は110-120%程度で増加率は低値となった。それ以外の科については概ね150%前後の増加率となり、順調な回復が感じられるとともに2ヶ月半の診療停止の影響が如何に大きかったかが窺える。
とくに外科、泌尿器科などは手術数が2倍近くに増えており、2020年度は診療停止の期間の影響だけではなくその後の受診控えなどの動向のため、科によっては約半年分の診療機会が失われたと分析することができる。
看護師の人員不足の影響で、現在でも当院の全病床400床のうち300床(75%)しか運用できていない。今年度は人員が十分に補充され、病床を計画的に開けていくため、各科・各分野で引き続き前年比を上げていくことができると考えている。

病院長 愛甲 聡

疾病統計

令和3年度の退院患者様6,173名について、各診療科別に患者数上位を占める疾患を集計しました。
集計内容は、各疾病に対する患者数をはじめ平均年齢や平均在院日数、前年度との比較を掲載しております。

手術統計

令和3年度、当院で行われた手術3,611件を各診療科別に集計いたしました。
集計内容につきましては、各手術に対する患者数、平均在院日数及び前年度との比較を掲載しております。

その他

死亡統計

死亡診断書の記載に基づき、国のICDに準拠した分類を用いた原死因での統計となります。

分娩統計

令和3年度の分娩199件について、年齢別・診療圏別、初産婦・経産婦別に集計をいたしました。
台東区以外の区にお住いの方の出産も約22%程度占めています。

新生児統計

令和3年度の新生児199名について、男女別、体重別、在胎期間別に集計をいたしました。
在胎期間については39週が最も多く、また体重別では3,000g~3,499gが一番多い結果となりました。

年齢構成別統計

令和3年度の退院患者様6,173名について、男女別、5歳刻みで集計いたしました。 男性の一番多い退院患者様数は70~74歳で全退院患者様の約10%を占めています 女性では80~84歳の354名、割合では全体で5.7%でした。