開催報告 地域連携セミナー『震災後の福島で気づいた 子どもを育む環境の重要性』(2026.06.25)

開催報告 地域連携セミナー『震災後の福島で気づいた 子どもを育む環境の重要性』(2026.06.25)

地域連携セミナー『震災後の福島で気づいた 子どもを育む環境の重要性』

地域医療支援病院である当院では、地域の医療従事者の皆さまと共に学びを深める場として「地域連携セミナー」を開催しており、2026625日(木)は、「震災後の福島で気づいた 子どもを育む環境の重要性」をテーマに開催しました。

講師には、福島県郡山市で地域医療や子どもの成育環境づくりに取り組まれている、医学博士・小児科専門医の菊池信太郎先生をお迎えし、東日本大震災での経験をもとに、子どもたちを取り巻く環境や、地域における子どもの成育環境についてご講演いただきました。

東日本大震災の経験から見つめ直した「子どもの成育環境」

講演では、東日本大震災直後の医療現場や避難生活の様子、子どもたちが置かれた環境の変化について、当時の写真や経験を交えながらお話しいただきました。

震災やコロナ禍を通じて見えてきた子どもの心身への影響や社会環境の変化を踏まえ、「子どもの健康は生活する環境に大きく左右される」という視点から、地域全体で子どもの育ちを支える重要性についてお話しいただきました。

地域全体で子どもの成長を支える取り組み

後半では、「福島の子どもたちを日本一元気に!」と掲げて取り組まれている活動について紹介されました。

子どもの遊びに必要な「時間・空間・仲間」という3つの要素や、子どもが自然と体を動かせる屋内遊び場の整備、病院内の図書館や「すくすく手帖」を活用した子育て支援など、子どもだけでなく保護者や地域全体を支えるさまざまな取り組みについてお話しいただきました。

また、子どもが安心して成長できる環境づくりは、家庭だけでなく、医療・教育・行政・地域が連携して取り組むことが重要であるとの考えが示されました。

子どもが主役の居心地のよい街創り 地域が居心地良い 企業が居心地良い 保育所・幼稚園・学校が居心地良い 家族が居心地良い 保護者が居心地良い 子供が居心地良い

まとめ

講演の最後には、教育現場や地域で子どもを支えるための取り組み、行政との連携などについて質問が寄せられました。
菊池先生は、ご自身が取り組まれてきた経験をもとに、現場での実践例を交えながら、一つひとつ積み重ねていくことの大切さについて回答されました。

今回のセミナーを通して、子どもたちの健やかな成長を支えるために、それぞれの立場でできることに取り組むとともに、地域全体で子どもたちを支える環境づくりの重要性について理解を深める機会となりました。