開催報告 第15回地域医療連携の会(2024.01.11)

開催報告 第15回地域医療連携の会(2024.01.11)

第15回地域医療連携の会を開催しました

1月11日(木)19:00より当院において「第15回地域医療連携の会」を、対面とZoomによるオンラインとのハイブリット形式で開催しました。
ご参加ならびにご視聴いただきました地域医療機関の先生方、ありがとうございました。

冒頭、湯浅理事長より開催のご挨拶後、座長を血液内科 副院長 萩原政夫が務め、認知症疾患医療センター 看護師 小川由美子より「認知症疾患医療センターについて」と題して、講演を行いました。

センターの概要、主な役割、相談実績などをお話しし、地域医療機関との連携に係る診療報酬についても解説いたしました。日ごろの取り組みとして、年に6回開催しているオレンジカフェやみんなでおはなし隊についてもご紹介。認知症の方やそのご家族との交流の様子をスライドで見ていただきました。最後に、「台東区認知症ケアパス」の内容や令和6年1月1日に施行された「認知症基本法」についてもお伝えし、今後より高齢化が進む台東区で地域と連携しながら共生社会を実現していきたい、と述べられました。

続いて、「当院救急外来の現況」と題して、救急科/救急センター長  西川幸宏診療部長より講演を行いました。西川医師の自己紹介から始まり、救急外来の役割や平日・夜間休日の診療体制をお話ししました。また、対応件数や台東区上野ならではの特徴がある受診者について解説、ご紹介いただくにあたり参考になるよう救急外来の長所短所・弱点などを述べられ、ホットラインも含めた紹介先の電話番号やご紹介後の流れもお伝えしました。
また、直近11~12月・50日間の紹介患者統計や内科・外科系で入院となった患者数を解説、紹介患者の中の希少な症例発表も行いました。
最後に、元旦の能登半島地震を受け、台東区の災害拠点病院として大規模災害時の診療や患者搬送について共有させていただきました。

お時間の関係上、駆け足になったところもございましたが、地域の先生方と情報交換の場を今後も積極的に設けていきたいと考えております。
本会でいただきましたご意見等をふまえ、今後よりいっそう緊密な医療連携を進め、地域医療に貢献してまいります。