

1月13日(火)に、台東区役所 危機・災害対策課の防災普及指導員のお二人をお招きし、オレンジカフェ「台東区!!家族を守る災害対策」が行われました。
プログラムの冒頭では、「自分たちの身をどう守るか」を具体的にイメージするため、まずは防災ビデオを視聴し、日頃の備えの重要性を再確認しました。
日本は地震大国です。世界中で発生する地震の約2割が、この小さな島国で起きています。
また、首都直下地震は今後30年以内に約70%の確率で発生すると言われています。
そのような日常を過ごす私たちにとって、日頃から防災を意識し、備えておくことが重要です。
今回のセミナーでは、災害が起きた時に、少しでも適切な行動がとれる知識を分かりやすくお伝えしていただきました。
震度6以上の地震が起こると、下記のような状況が想定されます。

都心で震度6強の直下型地震が起きた場合の被害想定では、
という予測が出ています。
揺れがおさまった後は、以下の点に注意して行動します。

大地震が発生したら、台東区では、このような避難の順序が指定されています。

十分な安全が確認できたら、自宅に戻り、在宅避難となります。
自宅の倒壊や火災による焼失などで生活ができなくなった区民を受け入れる場所です。小中学校などを中心に、区内に45ヶ所設けられています。
十分な安全が確保できた後、自宅に帰ることを「在宅避難」としています。
避難所では、プライバシーの確保や共同生活のルールなど、自宅とは違う生活環境下でストレスが生じることがあります。
また、感染症のリスクもあることから、自宅に倒壊や火災の危険がない場合は自宅で生活を送ることが推奨されています。
在宅避難はどのくらい長くなるか予測ができないため、最低3日分〜できれば7日分の水・食料の備蓄をしておくことが大切です。
おすすめなのが、日常的に使う食品を少し多めに購入し、古いものから消費して新しいものと入れ替えていく「ローリングストック」という備え方です。
普段から「少し多め」の状態をキープすることがポイントです。
地震が発生すると断水・建物内の排水管損傷が想定されます。
簡易トイレの準備もしておきましょう。
さまざまな転倒防止器具商品があります。大きな家具やテレビ、窓などに合ったものを選んで被害を最小限にできるようにしておきましょう。
地震とは別に、台東区には荒川が流れていることから、風水害への備えも重要とされています。
荒川が氾濫した場合、以下のような被害想定がされています。
そして最後に、台東区の防災アプリ「台東防災」のご紹介がありました。
台東防災アプリは、災害時に必要な情報をスマートフォンで確認できる、台東区の公式防災アプリです。避難所の場所やハザードマップ、防災に関する情報(基礎知識や事前の備え)を一つのアプリで確認でき、いざという時に落ち着いて行動するための助けになります。
ぜひ利用してみてください!

セミナーの後半では、質疑応答を行いました。
家具転倒防止器具の効果的な設置方法や、どのような備蓄をしておくのがいいかなど具体的な質問が飛び、古い木造家屋の特徴を踏まえた被害防止対策についても、わかりやすく解説がありました。
また、自宅のトイレを簡易トイレとして使用する方法を実演していただきました。排泄物にふりかけて固め、脱臭作用もある粉末は100円ショップでも手に入るとのこと。身近なものを活用し、無理なく備える工夫が印象的でした。
セミナーの締めくくりでは、災害時に最も頼りになるのは、近所のつながりや家族との関係であるというお話がありました。現場をよく知っているのは地域の人たちであり、日頃からご近所の方々の状況を知っておくことが、いざという時に大きな支えになることを学びました。
災害の備えは、それぞれの家族構成や住まいの状況によって異なります。
自分に合った対策ができているか、今日から早速見直してみようと思える、非常に学びの多いセミナーでした!

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