第1回 公開講座『動ける体って?』開催報告

第1回 公開講座『動ける体って?』開催報告

7月5日(土)当院多目的ホールにて、リハビリテーション科が主催する「~自分の身体を知ろう~ 動けるからだってどんな身体?」と題して、今年度第一回目の公開講座が開催されました。
暑い中、足をお運びいただいた地域の方々、今回初めてご参加くださった方、会場にお越しいただきありがとうございました。
まずは、当院の理学療法士による「サルコペニア」についての講義からスタートしました。

               

  • サルコペニアとは?

加齢に伴う骨格筋量及び筋力の低下を示す疾患のことを「サルコペニア」と呼び、様々な疾患の罹患率を高めたり、生命予後を悪化させるなど有害健康転帰を招きやすいとされています。
原因としては、加齢・日中の活動量低下・栄養不足・全身の筋線維の変化・疾患による慢性炎症などがあげられます。

サルコペニアかどうかを判断するには、下記のような判断材料が必要となります。

今回のセミナーでは、このうちの「握力・SPPB」を測定していきます!

  • 測定方法

 

 

動ける身体を維持するためには「アレ」が効く!

動ける身体を維持するために、おすすめなのが「ラジオ体操」です!

               

最後にみなさんで一緒にラジオ体操をして、本講座は終了となりました。
ラジオ体操はみなさん身体が覚えているようで、よどみなく動かれていたのが印象的でした。

質疑応答では、「握力をつけるにはどうすればいい?」という質問があがりましたが、講師曰く、握力だけを鍛えると言うよりは、全身を動かすラジオ体操のようなものでバランスよく筋力をつけていくのが良い、とお伝えさせていただきました。
本日の参加者の中に、通称「握力のプロ」である台東区のフレイルサポーターの方がご参加されており「乾いたタオルをしぼる運動が良い」と話されていました。試してみたいですね!

ぜひ、無理のない範囲でラジオ体操を習慣づけて、サルコペニアのリスクを抑えながら元気に身体を動かしていきましょう!