開催報告 オレンジカフェ(2023.08.08)

開催報告 オレンジカフェ(2023.08.08)

2023年8月8日(火)に、当院認知症疾患医療センター・たいとう地域包括支援センター・まつがや地域包括支援センター・東京都美術館が主催となり、東京都美術館にてオレンジカフェを開催しました。
東京都美術館の「Creative Ageing ずっとび」と連携したオレンジカフェの開催は、昨年度の9月に引き続き2回目の開催となりました。

昨年度開催した東京都美術館でのオレンジカフェの様子はこちら

今回も昨年度同様、美術館の楽しみ方を知るアート・コミュニケータ、愛称『とびラー』の方々が、参加者の方ひとりひとりに付き、展覧会をめぐりました。

はじめに、担当のとびラーと交流を交わした後、展覧会へ出発しました。

今回めぐった展覧会は、『うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展』です。
実際に手で触れたり、作品の中に入ったりすることができる体験型の作品も多く展示されている展覧会でした。

自分で好きな小箱を選び、コンセントに挿し電気を灯すことができる参加型の作品。この作品は、メキシコの貧困層の人達が暮らす地域から着想を得た作品ということもあり、皆さま思い思いの小箱を手に取り電気を灯しながら、改めて電気のありがたさを感じたり、現地の方々の暮らしを想像したりなどされていました。

 

こちらは、参加者が受け取った鍵で小さな部屋を開け、その部屋の暮らしを覗くことができる体験型の作品。鍵と部屋には番号が書かれていて、受け取った鍵と同じ番号の部屋を探していきます。部屋は番号順に並んでいないため皆さま探すのに少し苦戦していましたが、見つけた際は嬉しそうにされていたり、開けた部屋の暮らしの想像を膨らませたりなどして楽しまれていらっしゃいました。


その他にもたくさんの作品が展示されていて、地下空間に広がる日常と非日常の境界を行き来する不思議な旅の体験を楽しまれていらっしゃいました。

今回のオレンジカフェも多くの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

オレンジカフェは、認知症の方やそのご家族、介護・医療の専門職、地域の方など誰でも気軽に参加でき、
安心して過ごせる集いの場所です。
次回も、お気軽にお越しください。お待ちしております。