第9回 イポーメアの会
7月11日に、ラダーⅡBトライ者を対象とした看護倫理研修2 臨床倫理事例検討法の研修が行われました。
今回はその研修の様子をお届けします!
臨床倫理とは、患者さんとその家族をはじめ、保健・医療・福祉に関わる多種多様な専門職の意見を集約し、多くの選択肢の中で、関係者間で折り合いをつけながら、患者さんにとっての最善に向け、倫理的課題に取り組んでいくことを指します。
患者さんにとって、医学的視点は勿論重要ですが、倫理的視点も患者さんのQOL向上などの点からとても重要です。
今回は、
上記の2点を目標に掲げ、研修を行いました。
まずは、臨床倫理の基礎として大きく分けて、
の3つを座学で学びました。
上記3つの内容に加え、詳しい評価視点についても説明を受けました。
続いては、事前学習として各自行ってきた事例検討の中から症例を選び、グループに分かれて事例検討を行いました。
カンファレンス用ワークシートに、
の上記9点を、先ほどの座学で得たことや、資料などを参考にしながらグループで話し合い、意見をまとめました。
グループワークの後は、グループごとの発表と、今回の研修の振り返りを行いました。
倫理的課題に直面した際は、今回の研修で得たことを活かしながら、患者さんにとっての最善を目指し、課題に取り組んでいきます。