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nurse_days ナースの日々

ラダーⅡB トライ者研修 -看護倫理研修2 臨床倫理事例検討法-

7月11日に、ラダーⅡBトライ者を対象とした看護倫理研修2 臨床倫理事例検討法の研修が行われました。
今回はその研修の様子をお届けします!

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看護倫理研修到達目標

看護倫理研修は、ラダーⅡAの研修でも行いますが、到達目標や評価内容、評価基準に違いがあります。ラダーⅡAとラダーⅡBの到達目標の違いは下記の通りです。

臨床倫理とは

臨床倫理とは、患者さんとその家族をはじめ、保健・医療・福祉に関わる多種多様な専門職の意見を集約し、多くの選択肢の中で、関係者間で折り合いをつけながら、患者さんにとっての最善に向け、倫理的課題に取り組んでいくことを指します。
患者さんにとって、医学的視点は勿論重要ですが、倫理的視点も患者さんのQOL向上などの点からとても重要です。

今回は、

  1. 日々の看護実践において患者・家族に生じていた問題を、倫理的思考で振り返ることで倫理的問題に気付くことができる
  2. 専門職業人としての自覚をもち「看護職の倫理綱領」に基づいて看護実践の振り返りを行うことができる

上記の2点を目標に掲げ、研修を行いました。

臨床倫理の基礎

まずは、臨床倫理の基礎として大きく分けて、

  • ラダーⅡBのトライに必要な倫理行動
  • 倫理綱領と倫理原則
  • 意思決定支援

の3つを座学で学びました。

上記3つの内容に加え、詳しい評価視点についても説明を受けました。

事例検討

続いては、事前学習として各自行ってきた事例検討の中から症例を選び、グループに分かれて事例検討を行いました。
カンファレンス用ワークシートに、

  • 医学的・標準的最善の判断
  • 医療側の対応
  • 本人の思い(意向)
  • 家族の思い(意向)
  • 社会的視点
  • 合意点を妨げている点
  • 本人の人生にとっての最善
  • 家族への配慮
  • 今後の対応の方針

の上記9点を、先ほどの座学で得たことや、資料などを参考にしながらグループで話し合い、意見をまとめました。
グループワークの後は、グループごとの発表と、今回の研修の振り返りを行いました。

倫理的課題に直面した際は、今回の研修で得たことを活かしながら、患者さんにとっての最善を目指し、課題に取り組んでいきます。

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