職員食イベントメニュー ✧7月編✧

当院看護部では新卒看護師が組織の一員として自覚と責任を持ち、看護専門職としての姿勢を習得できるよう、教育ラダー「Eijuラダー」(リンク:https://www.eijuhp.com/eiju-nurse/education.html)を設けており、新卒看護師は入職後1年間、様々な研修や課題を通して、基礎となるラダーⅠのクリアを目指します。
今回は、そのラダーⅠ研修の一つである「多重課題」を開催しました。
看護の現場では、複数の患者さんを受け持ちながら、多重課題や時間切迫、作業中断などにより、計画どおりに業務が進まないことが少なくありません。
そのような環境の中で、状況に応じて優先順位を判断し、安全な医療を提供する力が求められます。
研修では講義に加え、実際の現場を想定したグループワークを通して、多重課題への対応やI-SBAR-Cを用いた報告について学びました。
最初のグループワークでは、複数の患者さんを受け持つ場面を想定し、患者さんの状態を踏まえながら、限られた時間の中で対応の優先順位をどのように判断するかをグループごとに検討しました。
参加者は、患者さんの状態を踏まえて優先順位を考え、自分で対応できることと先輩看護師へ依頼することを整理し、それぞれの判断理由について意見を出し合いました。また、患者さんへの説明や声かけについても話し合い、安全に配慮した対応を考えました。
発表後には、各グループの良かった点や学んだことを共有し、多重課題における優先順位の考え方についてさらに理解を深めました。
講義では、患者さんの状態を的確に伝えるための報告ツール「I-SBAR-C」について学びました。

続くグループワークでは、夜勤帯に転倒した患者さんを想定し、フォロー看護師や当直医へどのように報告するかを検討しました。
参加者は、患者さんの情報を整理しながら、必要な情報を要点を絞って伝える方法について話し合いました。
発表後には、転倒した際の受傷部位によって観察すべきポイントや報告内容が変わることを確認しました。
また、状況を伝えるだけでなく、自身のアセスメントを踏まえて報告することの重要性についても理解を深めました。

研修を通して参加者は、最も優先すべきは患者さんの生命と安全であることを改めて認識しました。
そのためには、一人で判断や対応を抱え込まず、必要に応じて周囲へ相談・要請をしながらチームで患者さんを支えることが重要です。
日頃から相談・報告しやすい関係性を築き、必要な情報を正確に伝えることの大切さについても学びました。
今回の研修で得た学びを日々の実践につなげ、一人ひとりが安全で質の高い看護を提供できるよう取り組んでまいります。