職員食イベントメニュー ✧9月編✧
今回は6月23日に行われた、新卒看護師研修-ラダーⅠ 対人関係研修-の様子をお届けします!
今回の研修は下記の7つの題目に分かれて行われました。
まずは、自分のことを知ることが大事ということで、改めて自分がどんな人であるか考えたり、自分の強みだと思うところ・弱みだと思うところを書き出しました。
弱みばかりで、強みが殆どない状態だと、自分にとって弱みだと思っている部分に焦点を当てがちであり、自己肯定感が低いネガティブな感情を抱えている状態であると学びました。
また、自己受容感・自己効力感・自己信頼感・自己決定感・自己有用感の5つの自己肯定感の要素について学び、自己肯定感チェックにも取り組みました。
リフレーミングとは、すでにその人が持っている意味付けや解釈を、異なる視点で捉え直すための技法のことで、気分や感情を変えることが期待できます。
優柔不断や神経質、鈍い、心配性、批判的など、普段私たちがつい使ってしまいがちな、ネガティブな印象の5つの言葉をポジティブな印象が持てるような言葉に言い換える実践を行いました。
また、アサーティブ行動という自分の考えや気持ちを素直に伝え、自分も相手も大切にした自己表現についても学びました。
誰しも、「嫌だな、苦手だな」という感情を抱いた経験があると思います。
嫌なことや苦手なことと上手に向き合っていくためには、自分の課題としっかり向き合ったり、自分がどのような人や事に苦手意識を持ちやすいのか自分の傾向を知ることが大切だと学びました。
ストレスコーピングとは、ストレスによる情動反応や身体的反応を低減するため、意図的にとる対処行動のことです。
ストレス状況を解決するために、ストレスになりそうな因子を除去する、自分の受け止め方を変えて楽観的にとらえ脅威を感じなくて済むようにする、誰か他の人の助けを得るなどの方法や、ストレスの発散方法を持つことが大切だと学びました。
また、患者さんがストレスを抱いたときは、その患者さんがこれまでの人生でどのようなストレスに対応してきたのか・有効であったのはどのような方法か・今後もその方法を使えそうであるかを患者さんと共に模索していくということを学びました。
リフレクションとは経験から得られる知識を身につけていくために、意識して経験を積んでいくことであり、臨床看護師が行うリフレクションとは自分の経験を振り返り、行動や思考を見つめ直して改善へ繋げていくプロセスであると学びました。
また、リフレクションによって得ることができるものや、リフレクティブサイクル、看護の臨床に即した簡便な方法についても学び、その後は今回の研修で学んだ事を踏まえて、事例を使用しリフレクションを行いました。
最後に先ほど行った事例を使用した実践の振り返りから、看護師の言葉が患者さんの意思決定をするときにとても重要であると解説を受け、その事などから看護をするうえでコミュニケーションはとても重要であると学びました。
ラダーⅠの研修は、今後も引き続き行われていきます。
今後の研修にも励み、そこで得たことを業務に活かして、看護師として成長できるよう努めて参ります!