台東区看護部長会 教育担当者主催『認知症ケア研修』
前回のナースの日々では、先月の4月4日~4月14日までの約2週間に行われた新卒看護師対象の研修の中から、感染予防に関する研修の様子をお届けしました。
前回のナースの日々はこちら
今回は、4月12日に行われた『排泄援助・清潔、衣生活援助技術』の研修の様子をお届けします‼
まずは導尿についての指導です。
導尿はなんらかの理由により排尿できなくなってしまった患者さんに対し、尿道口からカテーテルを挿入して尿を排出する方法です。
導尿時には尿路感染を引き起こす可能性が高いため完全な無菌操作や、処置に伴う患者さまの苦痛や羞恥心への最大限の配慮が求められます。
まずは導尿時に使用する尿道留置カテーテルについて、使用方法などの説明を受けました。
続いて、先ほど受けた説明を元にグループに分かれて、実際の流れに沿い導尿の実践練習を行いました。
次は、清拭と口腔ケアについての指導です。
清拭と口腔ケアは、どちらも実施頻度が高い看護技術です。
清拭は、入浴できない患者さんに対して行う身体の清潔を保持するためのケアです。
血液循環を良くしたり、爽快感を与える等の効果があります。また、シャワー浴や入浴に比べて、エネルギーの消耗が少なく患者さんの負担を少なく行えるというメリットがあります。
清拭中は患者さんとのコミュニケーションをはかる機会となったり、全身の観察もできる機会でもあります。
グループごとに、先輩看護師の指導を受けながら清拭の実践練習を行いました。
最後は口腔ケアについてです。
口腔ケアは口腔内に付着した食物残滓や分泌物・歯垢をブラッシング等で取り除き、口腔内を清潔にすることで虫歯や歯周病予防等や口腔機能の維持と向上を目的に行われます。
こちらも、先輩看護師の指導を受けながらペアになり実践練習を行いました。