| CTやMRI検査は人体の断層画像(輪切りや縦切りの画像)から、体の内部の構造を知り、病気を見つけて、それがどのようなものであるかを診断するものです。造影剤の注射をする場合もありますが、非侵襲的な検査で、頭から足の先まで、広い範囲の病気の診断に使われます。
最近では、検査時間も短く、また、微細な構造がより鮮明に見られる装置の開発が進められ、また、コンピューター技術の応用もすすみ、血管や骨の構造などは立体的でわかりやすい画像として観察することができます。
当院のCT装置は、マルチスライスCT装置と呼ばれ、これまでのCTの装置と比べると、撮影時間が格段に短縮されており、また非常に細かな部位でも鮮明に見える装置です。例えば胸部の検査では10秒程度の一度の呼吸停止の間に、胸部全体の撮影ができ、また、必要な場合には0.5 mmの厚さの断層画像まで撮影できるようになっています。
MRI装置は、General Electric社製の1.5テスラという大きな磁場の装置で、全身MRI装置としては国内で使用されている装置の中でも最高性能のものの一つです。MRIによる血管の診断(MRAと呼ばれています)や胆嚢、胆管、膵管などの診断(MRCPと呼ばれています)のような特殊MRI検査にも適した装置です。
脳血管の検査は造影剤を使わずに数分ででき、頭部以外の血管の検査でも、胸部から下肢までの動脈の状態が一度の検査で短時間で診断できる性能のものです。また早期の脳梗塞の診断など救急医療にも対応できる装置です。
核医学検査は、体全体の異常所見の検出や、特殊な内分泌機能の情報、脳血流情報、心臓機能の情報などがわかるもので、少量 の薬品の注射以外は装置内で静かに寝ているだけの安全な検査です。
当院では新たに、より正確で多様な核医学画像が得られるように、SPECT(single photon emission computed tomography)と呼ばれる装置を導入し、従来の骨シンチやガリウムシンチ以外に脳血流シンチグラフィー、心筋シンチグラフィーなどの検査ができ、他の検査ではとらえにくい診断情報が容易に得られるようになっています。
血管造影装置も脳血管、冠動脈検査をはじめとして全身の血管造影に適した最新鋭の装置を導入し、冠動脈の血管内治療、肝腫瘍の血管内治療なども安全におこなえるようになっています。
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